アウトドアリビングで後悔しないためのポイント｜長く使える空間にする工夫と実例

2025.12.06コラム

こんにちは、河窪建設です。

家の中にいながら外の気配を感じられるアウトドアリビング。

リビングが広がったような開放感が生まれ、朝食や読書、子どもの遊び場など、暮らしの楽しみ方が増えるため人気の高い空間です。

一方で、取り入れたものの「思ったように使いこなせなかった‥」という声もあるため、“実際の暮らしでどれだけ活かせるか”を意識した計画が大切です。

ここでは、実例を交えながら長く使えるアウトドアリビングをつくるためのポイントを分かりやすくまとめました🌿

アウトドアリビングとは？実例でわかる魅力

アウトドアリビングとは、リビングとつながる半屋外空間のこと。

たとえばLDKとフラットにつながった6~8帖ほどのデッキやタイルテラスをつくると、室内と外の境界がゆるやかになり、暮らしに“余白”が生まれます。

リビングからそのままモルタルテラスへ出られるつくりで、室内と外の境界がゆるやかに。窓を開けるだけで空間が広がり、外時間を気軽に楽しめます。

リビングと畳スペースの2面がモルタルテラスにつながる設計で、どこにいても外の気配を感じらる間取りに。2方向へ開くことで、光や風が巡りやすく開放感がぐっと高まります。

リビングからフラットにつながるタイルデッキが、室内と庭をひとつながりの空間に。隣接する芝生の庭まで広がりが生まれ、のびのび過ごせる場所に。

2階リビングに面したバルコニーへ、リビングとキッチンのどちらからもフラットに出られる動線。高さを生かしたプライベート感と、日常的に使いやすい開放感が両立しています。

アウトドアリビングが人気なのは、“特別な空間”ではなく普段使いできる居場所を増やせるからです💡✨

アウトドアリビングで知っておきたいポイント

アウトドアリビングは魅力が多い一方で、事前に知っておくと活用しやすくなるポイントがあります。

これらはちょっとした工夫で解決できて、“作ったけれど活かせない”を避けるための大切な視点です。

次のセクションで解決策をチェック☑

長く使えるアウトドアリビングにする工夫

ここからは、先ほど挙げたポイントをどう解決していくか、「長く使えるアウトドアリビング」を実現するための工夫を具体的に紹介します。

視線が気になる場所は“座った目線”で目隠し設計
立った時よりも座った時の視線を基準にすると、圧迫感のない目隠しが作れます。
軒の深さや屋根のあり方で季節の過ごしやすさが変わる
雨の吹込みを抑えるために深い軒に。夏の日差しを和らげ、季節を問わず活用できる空間に。タープを張って日陰をつくる使い方も人気です。
室内と外の高さをそろえる
段差をなくすだけで外に出るハードルがぐっと下がり、「気づけば毎日使っている」空間に。
特に小さいお子さまがいるご家庭では安全性もUP。
デッキ材の選び方で使い方が変わる
素材によって特徴が違うため、暮らしに合わせて選ぶのがポイント
- 木材デッキ：質感と雰囲気を大切にしたい
- 樹脂デッキ：手間をかけず長く使いたい
- タイルデッキ：食事や水まわりを多用しても掃除しやすい
照明＆コンセント計画も
夕食を外で楽しんだり、ホットプレートを使ったりするなら、コンセントがあると役に立ちます！