リビング階段は本当にいい?家族とのつながりを考えた間取りづくり
こんにちは、河窪建設です。
「家族が自然と顔を合わせられる」「開放的なLDKになる」といった理由から、人気のあるリビング階段。
一方で、「冷暖房が効きにくそう」「音やにおいが2階まで広がらない?」など、気になることがある方もいるのではないでしょうか。
リビング階段は、取り入れるだけで暮らしやすくなるものではありません。大切なのは、家族の過ごし方や生活動線、住まい全体とのバランスを考えて計画することです。
今回は、リビング階段のある住まいで生まれる暮らしと、取り入れるときに考えておきたいポイントをご紹介します。
「いってきます」「おかえり」が自然に生まれる
リビング階段の大きな特徴は、家族がLDKを通って2階へ行き来する間取りになること。
子どもが帰宅してそのまま自室へ向かう場合でも、リビングにいる家族と自然に顔を合わせやすくなります。
わざわざ声をかけなくても、「帰ってきたな」「今日は早いな」と家族の様子がなんとなく分かる。そんな日常の小さなコミュニケーションが生まれやすいのも、リビング階段の魅力です。

LDKを通って2階へ上がるリビング階段。家族が自然と顔を合わせ、日々のコミュニケーションが生まれます。
別々の場所にいても、家族の気配を感じられる
吹き抜けとリビング階段を組み合わせると、1階と2階の空間にもつながりが生まれます。
リビングでくつろぐ人、2階のホールで本を読む人、それぞれ違うことをしていても、声や気配を感じられる距離感に。
家族がいつも同じ場所に集まるのではなく、それぞれの居場所を持ちながら、ゆるやかにつながる。
そんな暮らし方をつくれるのも、間取りを考える面白さのひとつです。

吹き抜けに面した2階廊下から、1階のLDKを見渡せる住まい。
上下階で別々に過ごしていても、家族の気配を身近に感じられます。
階段まわりも、暮らしに使える場所に
階段は、1階と2階をつなぐためだけの場所とは限りません。
階段下に収納を設けたり、小上がりの畳コーナーをつくったり、ちょっとしたワークスペースとして活用したり。計画次第で、階段まわりも暮らしに役立つ場所になります。
特にLDKの中に階段がある場合は、階段そのものも空間を構成する一部になります。
限られた面積の中でも、階段とその周辺まで上手に活用することで、家族の居場所や収納を増やすことができます。

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階段下を活用した小上がりの畳スペース。階段まわりも、くつろいだり遊んだりできる家族の居場所になります。

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テレビ裏の階段下は収納スペースとして活用。リビングで使うものをしまえる場所をつくり、空間を無駄なく使っています。
「つながり」だけでなく、暮らしやすさも考える
リビング階段は、家族の気配を感じやすい一方で、冷暖房の効き方や、テレビ・話し声などの生活音、料理のにおいが上下階へ伝わりやすいこともあります。
こうした点は、階段の位置や吹き抜けとの組み合わせなど、住まい全体を見ながら計画することが大切です。
例えば、リビング階段の前や2階ホールに扉を設け、必要に応じて上下階を仕切れるようにする方法もあります。
家族とのつながりを大切にしながら、冷暖房効率や音、においにも配慮する。リビング階段を取り入れるときは、見た目や開放感だけでなく、実際に暮らし始めてからの快適さまで考えておくことがポイントです。

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リビング階段の前に扉を設け、必要に応じて空間を仕切れるように。冷暖房効率はもちろん、生活音やにおいが上下階へ広がりにくいよう配慮しています。

階段を上がった2階ホールの手前に扉を設置。上下階を必要に応じて仕切れるようにし、冷暖房効率にも配慮した間取りです。
家族の成長とともに、ちょうどいい距離感も変わる
小さな子どもがいる時期は、できるだけ近くで様子を見守りたいもの。
リビング階段の先にロフトや2階ホールなどの居場所があれば、LDKとほどよくつながりながら、遊んだり本を読んだり、それぞれの時間を過ごすことができます。
子どもが成長すれば、2階ホールを読書スペースやワークスペースとして使うなど、暮らしに合わせて使い方を変えることもできます。
「いつも一緒」だけが家族のつながりではありません。それぞれの時間を大切にしながら、ほどよくお互いの存在を感じられること。今だけでなく、家族の成長まで想像して間取りを考えることも大切です。

リビング階段の先に設けたロフトは、子どもたちの遊び場にも。LDKとほどよくつながりながら、のびのび過ごせる居場所です。

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造作本棚を設けた、ゆとりのある2階ホール。読書を楽しんだり、机を置いてワークスペースにしたりと、家族の成長に合わせて使い方を変えられます。
また、2階ホールを書斎やプレイルームとして活用すれば、個室とは別に過ごせる場所をつくることもできます。家族とほどよくつながりながら、それぞれの時間を楽しめる居場所になります。
これからの家づくりを考えるうえで
リビング階段には、家族が自然と顔を合わせたり、1階と2階につながりを生み出したりと、さまざまな魅力があります。
一方で、すべての家族にリビング階段が合うとは限りません。
家族それぞれの過ごし方や生活時間、間取りとのバランスによって、心地よい距離感は変わります。
河窪建設では、「リビング階段にするかどうか」だけではなく、その先にある毎日の過ごし方まで考えながら間取りをご提案しています。
家族が集まる時間も、それぞれで過ごす時間も心地よく。そんな距離感をつくることも、住まいの間取りを考える大切なポイントです。
リビング階段にするかどうかも、間取りを考える選択肢のひとつ。ご家族に合った間取りや暮らし方について、まずは一緒に考えてみませんか?
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